
画像はMAZDA公式HPより
ついにマツダのロードスターRFが発売となる。
衝撃的なワールドプレミアから1年を待たずしてのデリバリー開始は、今までの焦らし方からすればかなり早い印象。
しかもあのファストバックスタイルと独創的な開閉機構はコンセプトモデルそのまま。
MAZDAスポーツの最上級モデルとして微塵の妥協も無く仕上げて来た。
エンジンはやはり北米仕様と同じ2リッターで、車重は幌車よりも約100kg重くなる。
RFはロードスターと言えどもかなりGT的な性格に仕立ててある様子。
すでにレビューが乱立しているので、クルマ好きな皆さんは目にしているはず。
なので今日ここではその開閉機構のカラクリに注目してみる。
RFの開閉機構が凄い

独創的な開閉機構がとにかく凄い。
何が凄いってデザインと機能を両立している所。
NDロードスターは走行性能もさることながらデザインにも重きを置いて創られた。
それをRFにも一切の妥協を許さずに求めた。
RFとはリトラクタブルファストバックの頭文字で、流麗なクーペスタイルを構築しながらも電動ハードトップ実現。
各パネルのパーティングラインやフェンダーのプレスラインに加え、開閉モーションのエレガントさまでもこれ以上は無いと言えるほどに完璧。
詳しく解説している動画を見つけたので是非ともじっくり見ていただきたい。
試作段階の別案なんかも紹介されていて実に興味深い。
サムネイルが手をかざすと開くみたいになっててちょっとおもろ。
ルーフの天井部分のみが開くいわゆるタルガトップというスタイルだが、ルーフの開閉に合わせて後方のウインドウも開く。
実はこれがあるのと無いのでは開放感の差がかなり大きい。
リアの窓が無いことによって風が通り抜けるし、何より周りの音がダイレクトに入ってきて聴覚的な開放感が得られる。
NDと同じ頃に発売されたS660もリアのウインドウが開閉でき、こちらは任意で操作が可能。
これらは最新のオープンカーの新たなるスタイルの様だが、実はこのタルガトップ&リアウインドウレスというスタイルの先駆者はホンダのCR−Xデルソルだったりする。
その中でもRFの突出して凄い所はデザインと機能を両立している所。
複雑なリンク機構で特にリアウインドウの動きなんかは有機的ですらある。
所要時間は13秒で時速10km/h以下なら走行しながらでも動作可能。
強度自体はかなりの速度にも耐え得る様に設計されているそうだが、安全面やイレギュラーな状況を考慮して低速時のみとしたそうだ。
その所作は実にエレガントで音も静か。
決して大きなクルマでは無いのにここまで妥協無く量産に至ったのは本当に敬意に値する。
また世界に誇れる日本車が一台誕生した。
値段は324万円〜373万6800円ともはやロードスターの価格帯では無い。
しかし今やマツダのスポーツラインを一手に担うのが現代のロードスターなのだ。
寧ろ専用のオープントップ機構が備わった美しいクルマの値段と考えると安いのではなかろうか。
ヤヴァイ。本格的に貯金を開始してしまいそうだぜ。
しかしながら自分は趣のあるS660のくるくる手巻きトップもド派手な変身のデルソルも大好きだけどね。
いろんなクルマがあって日本車ってホントに楽しいっ。ヽ(・∀・)ノ
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現在までの遍歴有り。
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