コペンのシートについて

コペンはシートにも非常に拘りを注がれて作られました。
本革の他にもレカロやアルカンターラなどどんどん増え、モデルライフが約10年と長かったために、最終的にはバリエーションもかなり増えました。
人気はやはりレカロ仕様ですが、標準のシートもなかなかの出来映えです。
特に本革は乗るたびに自分の体に馴染んでゆく感じがなんとも良いです。

徹底して拘った重心と着座姿勢


コペンのシート
よくシートが少し高いというレヴューを目にしますが、なんというかあれは誤解です。
コペンの着座位置(ヒップポイント)は純正で410mm。現代のクルマとしては十分低いです。
この数値はサイドサポート部での計測値なので座面はもう50mmくらい低いです。
ちなみにBRZは400mmだったかな?
なんとなく着座位置が高く感じてしまうのはコンパクトなボディと、ベルトラインを低く抑えたエクステリアデザインからくる相対的なものです。
まあ、FFシャシーなので後輪駆動のロードスターとかとくらべれば高いですけどね。

軽自動車はふつう小さめのサイズを採用することが多いのですが、コペンは大柄でホールド性の高いバケットタイプのものが奢られています。
もちろん専用設計でこれがなかなか頑張って作られております。

コペンはとにかく重心を下げることに注力されていますが、シートも例外ではありません。
開発曰く、「エンジンの次に重いのはドライバーである。腰の退けたドライバーをきっちりと座らせてあげるだけでクルマの動きは安定するようになる。」
確かにサーキットを走っている人でドラポジの姿勢だけでタイムアップって聞きますもんね。
そのクルマ的にもドライバー的にも理想となるドライビングポジションを実現する為に、大柄でサイドサポートのしっかりしたローポジションのシートとなったわけです。
クッション材も硬さの違うものを適材適所に採用し、ホールド性とクッション性の両立をはかっています。
まあ、開発はかなり苦労したみたいですが。
画像はシートの裏側です。錆てるのはほっといて。
コペンのシートの裏側
座面がレールよりも下に落とし込まれています。もうフロアギリギリです。落とした小銭も拾えません。
実際になんというか座っていて非常に”落ち着く”シートです。長距離ドライブでも快適です。
自然と身体を預けられます。ステアリングのチルト&テレスコ機能と相まってドラポジがビシッと決まります。
シートヒーターもついて最高です。
ただちょっと重いんですよねぇ…。( -ω-)16キロ…。

良いシートとは


コペンに乗る前は広くてゆったりしたシートが疲れないと思ってたんですが全然違いました。
ホールドが悪くドラポジも決められないと結局姿勢を保つのを無意識に行ってしまいそれが疲労に繋がります。
また、アームレストにしがみついたりステアリングにしがみついたり足で踏ん張ったりと、運転操作も雑になりがち。
「如何にシートに身体を預けられるか」が疲れない良いドラポジの条件なんだと、コペンに乗って始めて分かりました。

Myコペはタンレザーエディションなんですがレザーシートが座る程に馴染んでいってこれがまた良いです。
最初は硬くてちょっと違和感もあってドラポジ迷路にハマりました。
けれど一ヶ月くらいしたらだんだん馴染んできて一年後には自分の身体にフィットした自分だけの一脚になります。座面も沈んできて10〜15mmくらい下がってますね。
たまに助手席に座ると違和感ありまくりです。

意外にもバリエーションは豊富


特別仕様車が多いコペンは最終的にはシートバリエーションも結構な種類になりました。
分かる範囲でまとめてみました。
標準車のブラック以外はシートヒーターが付きます。
基本的にドアトリムやステアリングも合わせてコーディネイトされます。
エラいのはどれも耐候性がきちんと考えられていて変な日焼けとかしません。
逆に赤いレザーは深みを増してボルドーっぽくなってきます。
赤にすれば良かったとちょっと後悔。

バリエーション


ファブリック系
・ブラック      標準車 メイン材が織物でサイド材がジャージ 

・ブラックxレッド  メーカーOPカラーオーダーシート(2003年7月〜2006年6月)

・ブラックxイエロー メーカーOPカラーオーダーシート(2003年7月〜2006年6月)


レザー系
・レッド   メーカーOPレザーパック(2002年6月〜2007年9月)
       レザーパッケージ(2007年9月〜2009年8月)

・タン    1stAni(2003年7月〜2004年6月)
       タンレザーed(2004年6月〜2009年8月)

・アイボリー アルティメットレザーed(2009年9月〜2010年8月)
       販売期間、台数ともに少ないレアカラー

・ブラック  アルティメットレザーed(2009年9月〜2010年8月)
       アルティメットedS(2010年8月〜生産終了)
        ステッチが赤


レカロ アルカンターラ系
・オレンジ アルティメットed(2006年6月〜2007年8月)
      アルティメットedメモリアル(2007年9月~12月)
      アルティメットed2(2008年1月~2010年7月)

・キャメル アルティメットedメモリアル(2007年9月~12月)
      アルティメットed2(2008年1月~2010年7月)
      アルティメットedS(2010年8月〜生産終了)


レカロ ファブリック系
・レッド 2ndAni(2004年6月~2006年5月)ドアトリムも赤に。
     メーカーOP(2006年6月~販売終了?)

・ブルー メーカーOP(2006年6月~販売終了?)

・グレー メーカーOP(2006年6月~販売終了?)

レカロ系は実は骨格は他のシートと一緒でクッション部分だけがレカロ製です。

付録:いろいろなオープン2シーターのヒップポイント


皆さん結構気になるようで。
やはりオープンカーでは低い着座位置はその独特の世界観、走行感覚を生み出す為には重要。
なもんで現時点でわかる限りでまとめてみました。
確認取れ次第随時追記。
ツッコミ&情報提供歓迎。

コペン:410mm(サイドサポート部での数値。座面は約360mm)
ロードスター
 NA:未確認、情報求む
 NB:未確認、情報求む
 NC:371mm
 ND:351mm
ビート:265mm
S660:335mm
S2000:375mm
カプチーノ:280mm
MR-S:未確認、情報求む

旧規格軽勢の低さがハンパ無いぜ。
ちなみにMyコペはサス交換とシートのローダウン加工をして165/55R15のネオバで実測で約310mm。

ケータハム160やバルケッタなどの外車勢も判り次第掲載しまっす。

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コメントの投稿
BEAT:重心位置440mm 着座位置265mm
Cappuccino:重心位置450mm 着座位置280mm
from 間違ってるよ at 2015年05月30日 12:00
間違ってるよ様
返信が遅くなり申し訳ありませんでした。m(_ _)m

ご指摘、また貴重な情報をありがとうございました。
よく考えるとシャシー的にコペンよりビートやカプチーノの着座位置が高いなんて事ありえないですよね。

記事の方も訂正します。
ありがとうございました。m(_ _)m
from at 2015年08月11日 00:59
>徹底してこだった重心と着座姿勢
→こだ「わ」ったですよね。
すみません小さな話ですが。。
from 間違ってるよ2 at 2017年06月25日 23:47
何度も刻んですみません、
ちなみに私もチャバネゴキブリ色のコペン乗ってまして、
いつも楽しく拝見しております。
これからも楽しませてください。よろです。
from 間違ってるよ2 at 2017年06月25日 23:50
>間違ってるよ2さま

まじだっ!
しかも見出しっ!( ̄□ ̄;)!!!
校正ありがとうございます。
訂正させていだたきます。m(_ _)m
このブログは一記事が結構な文字数なのできっと他にもありそうな気が、、、

「チャバネゴキブリ色」とはダークレッドですか?笑
エレガントでコペンのキャラに似合うめっちゃ良い色です!
ご愛読ありがとうございます。
不定期更新ですが、こちらこそよろしくお願いいたします。
from コペクル at 2017年06月26日 22:10
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